サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会(サン・ルイ・デ・フランセ)は、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ広場にあるローマのフランス人国民教会で、ナヴォーナ広場から徒歩3分です。お目当ては、身廊の左側いちばん奥のコンタレッリ礼拝堂です。ここではカラヴァッジョの大作3点が聖マタイの生涯を描いています。「聖マタイの召命」「聖マタイの殉教」「聖マタイと天使」です。これらの作品は1599年から1602年にかけて描かれ、画家にとって初めての公的な依頼であり、ローマで名を高めた作品です。入場は無料です。 カラヴァッジョの作品、ドメニキーノのフレスコ画、バロックの身廊を見るのに、30〜45分ほどみておくとよいでしょう。
見どころ

コンタレッリ礼拝堂
フランス人枢機卿マチュー・コワントレル(マッテオ・コンタレッリ)が礼拝堂の装飾のために遺産を残し、カラヴァッジョは1599年、28歳ごろに依頼を受けました。絵は両側の壁と祭壇の上に、目の高さに掛けられています。絵の中の見えない窓から差し込む光は、実際の礼拝堂に入る光とつながっているように見えます。

聖マタイの召命
左の壁では、キリストが、16世紀末の服装の男たちとテーブルを囲む徴税人レビを指さし、一筋の光が部屋を横切ります。マタイは自分自身を指さし、「私ですか?」と尋ねているようです。作品は1599〜1600年のものです。

ファサードとドメニキーノのフレスコ画
16世紀末に完成したトラヴァーティンのファサードには、フランソワ1世のサラマンダーと、フランス王家ゆかりの聖人たちが飾られています。内部では、聖チェチーリア礼拝堂(右側の2番目)に、聖女の生涯の場面を描いたドメニキーノのフレスコ画が1616〜1617年に描かれています。
聖マタイの殉教と聖マタイと天使
右の壁の「聖マタイの殉教」(1600〜1601年)は、逃げ惑う群衆の中で、刺客が使徒の上に剣を振りかざす場面を描いています。祭壇の上の「聖マタイと天使」(1602年)は2作目で、依頼主に受け取りを拒まれた最初の作品は、第二次世界大戦中にベルリンで破壊されました。
ローマにあるフランスの教会
16世紀にフランス人コミュニティのために創建され、1589年に献堂されたこの教会には、ローマで亡くなった多くのフランス人の墓があり、今もフランス人コミュニティの儀式の場となっています。「召命」と「殉教」は、予約なしで無料で見られます。
実用情報
ワンポイントアドバイス
コンタレッリ礼拝堂の照明はコイン式のタイマーで点灯します。1ユーロ硬貨を1枚用意し、数分間ライトを点けましょう。明かりがないと絵はとても暗く見えます(照明の料金は現地でご確認ください)。小声で話し、ミサの時間帯の見学は避けてください。教会は今も礼拝の場で、肩と膝を覆う節度ある服装が求められます。記事ローマのカラヴァッジョでは、ほかのカラヴァッジョ作品の場所を紹介しています。また、ガイドパンテオン〜ナヴォーナ広場エリアは、近くの教会を順に巡るのに役立ちます。
アクセス
Piazza di San Luigi dei Francesi 5, 00186 Roma。ナヴォーナ広場とパンテオンの間にあります(徒歩5分)。近くに地下鉄駅はありません。バス40番・46番・62番・64番(ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世大通りまたはラルゴ・ディ・トッレ・アルジェンティーナの停留所)とトラム8番(ラルゴ・ディ・トッレ・アルジェンティーナ)が利用でき、そこから徒歩10分です。
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