アラ・パチス博物館は、ルンゴテヴェレ・イン・アウグスタ通りにあります。ローマ元老院がアウグストゥスをたたえて建てた「平和の祭壇」を収めており、祭壇は紀元前9年1月30日に奉献されました。大理石のレリーフには、行列する皇帝一家、神話の場面、大きなアカンサスの渦巻き装飾が刻まれています。祭壇が置かれているのは、アメリカの建築家リチャード・マイヤーが設計したガラスとトラバーチンのパビリオンで、2006年に開館しました。館内は毎日9:30〜19:30に開いており、非居住者の入場料は14ユーロです。所要時間は1時間ほどです。
見どころ

平和の祭壇
紀元前13年7月4日、ガリアとヒスパニアから戻ったアウグストゥスを迎えて元老院が議決した祭壇で、両面に彫刻を施した大理石の囲壁が、祭壇本体を取り囲んでいます。パネルは16世紀から断片的に発見され、1938年にアウグストゥス廟の近くで組み立て直されました。まず囲壁をぐるりと一周し、それから内側に入って、花綱と雄牛の頭骨の装飾をご覧ください。

皇帝一家の行列
北側と南側の長い壁面のフリーズには、祭壇奉献の日の行列が表されています。神官、政務官、そしてアグリッパ、リウィア、トガの裾をつかむ子どもたちなど、アウグストゥスの家族が並びます。古代から残る、君主一家の集団肖像としては数少ないものの一つです。

テルス(大地)のレリーフ
東面では、座った女神が膝に二人の子どもを抱き、空気と水を擬人化した像、牛と羊に囲まれています。大地(テルス)、平和、あるいはイタリアを表すとされ、アウグストゥスの平和がもたらす繁栄を描いています。
リチャード・マイヤーのパビリオン
歴史地区に数十年ぶりに建った新しい建物で、1938年に造られた覆い屋に代わるものです。大きなガラス窓がテヴェレ川に面しており、祭壇は自然光の中に置かれています。アウグスト・インペラトーレ広場側の外壁には、アウグストゥス自身が著した治世の総括『業績録(レス・ゲスタエ)』の文章が再現されています。
アウグストゥス廟
リペッタ通りを挟んだ向かい側にある円形の墓で、着工は紀元前28年。再整備されたアウグスト・インペラトーレ広場を見下ろしています。2022年6月6日から工事完了のため見学できません。レム・コールハースの計画による博物館を備えた再開は2026年末と報道されていますが、ローマ市文化財監督局のサイト(sovraintendenzaroma.it)にはまだ日付が出ていないため、訪問前にご確認ください。広場から外観を自由に眺めることはできます。
開館時間と料金
毎日9:30〜19:30、最終入場は閉館の1時間前。5月1日と12月25日は休館、12月24日と31日は14:00閉館です。非居住者は14ユーロ、6〜25歳は割引料金8.50ユーロ。6歳未満、障害のある方とその付き添い1名、MIC cardの保持者、身分証を提示したローマおよびローマ県の居住者(2026年2月から)、そして毎月第1日曜日は誰でも無料です。企画展とマルチメディア体験「L'Ara si rivela」(15ユーロ、割引13ユーロ)は別料金です。オンライン予約には事前販売手数料として1ユーロがかかります。
実用情報
アクセス
Lungotevere in Augusta、via Tomacelliとの角、00186 Roma。地下鉄A線のSpagna駅(コンドッティ通りとトマチェッリ通り経由で約700m)、またはFlaminio駅(ポポロ広場とリペッタ通り経由で約900m)が便利です。 バスは70、81、87、492、628、990、C3番がRipetta停留所、119、628、C3番がTomacelli停留所です。
営業時間
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