ファルネーゼ広場に建つファルネーゼ宮殿は、ローマ屈指のルネサンス建築の宮殿で、1874年からはイタリア駐在フランス大使館として使われています。見学は約1時間30分のガイド付きツアーのみで、オンライン予約と身分証明書の提示が必要です。ツアーはサンガッロ設計のアトリウムから、バッカスとアリアドネの勝利を描いた大天井画のあるカラッチの回廊まで巡ります。宮殿のみの見学は1人15ユーロです(料金は2026年10月時点のもので、予約時にご確認ください)。 ファサードと、二つの噴水のある広場は、いつでも自由に見られます。
見どころ

広場に面したファサード
1517年、のちの教皇パウルス3世となるアレッサンドロ・ファルネーゼ枢機卿のために、小アントニオ・ダ・サンガッロが着工しました。完成させたのはミケランジェロで、1546年頃に大きなコーニスと最上階の中央の窓を設計しました。手前の二つの花崗岩の水盤はカラカラ浴場から運ばれたもので、16世紀に噴水に作り替えられました。

カラッチの回廊
1597年から1608年にかけて、アンニバーレ・カラッチが弟のアゴスティーノの助けを得て描いたもので、天井には、だまし絵の漆喰細工、ブロンズ、絵画の枠組みの中に神々の恋物語が繰り広げられます。中央にはバッカスとアリアドネの勝利があります。見学の一番の目玉で、初期バロック絵画の傑作のひとつです。

庭園と裏側のファサード
テヴェレ川側では、宮殿は庭園に面し、ジャコモ・デッラ・ポルタ設計の、三連アーチのロッジアを備えたファサードが見えます。ミケランジェロは、川の対岸のファルネジーナ荘と宮殿を結ぶ橋を構想しましたが、実現しませんでした。ジュリア通りのツタに覆われたアーチは、その名残です。
ヘラクレスの間とタペストリー
見学中に通る大広間「ヘラクレスの間」は、ラファエロの下絵によるタペストリーで飾られています。サロンの一部は今も大使館のレセプションに使われているため、日程によっては見学ルートが変わることがあります。
料金とプラン
宮殿見学:1人15ユーロ。宮殿と地下:20ユーロ。宮殿とフランス・ローマ学院:22ユーロ。6歳未満は無料です。見学は日によってフランス語、英語、イタリア語で行われます。
実用情報
ワンポイントアドバイス
ファルネーゼ宮殿見学の公式サイト(visite-palazzofarnese.it)から、少なくとも5日前までに予約してください。ここが唯一の窓口で、定員が限られており、当日券はありません。入場時には身分証明書が必要で、予約者の名前と一致していなければなりません。時間帯と言語は週によって変わるので、予約時にご確認ください。料金は情報源によって多少異なるため、オンラインでの確認をおすすめします。
アクセス
Piazza Farnese 67, 00186 Roma。カンポ・デ・フィオーリから徒歩5分、スパーダ美術館の隣です。近くに地下鉄駅はありません。トラム8番のArenula/Cairoli停留所、またはバス40、46、62、64、70番でラルゴ・ディ・トッレ・アルジェンティーナまで行き、そこから徒歩約10分です。
営業時間
このスポットが登場するガイド
周辺のスポット
地図で見る →



コメント
まだコメントはありません。


